Arco d'oro - アルコドーロ

2023/12/11 12:32





今回は、トレンカのかかと部分の破れ(外れ) についてのお話です。

実は、どうしても縫製の特性上
少し縫い目が外れてしまうことがあります。
足の大きさや履き方、などにもよって状態の個人差があるのですが・・・


一般的には、このような箇所の縫製であれば、
リブを縫い付ける仕上げ方にするのですが
縫い目で3重以上になる箇所ができることで
ゴロゴロ当たったり、カジュアルさも出てしまうということが起きます。
そのため
アルコドーロでは、あえて
見た目のシンプルさと履き心地を優先に
メロウミシンを使って、縫い目がゴロゴロしないように
しています。

ですが、かかと部分の裂け目の箇所に関しては、丈夫さは十分にはありません。
履いているうちに糸が外れてしまうけれど、複雑な縫製にしない方を取るのか
リブを縫い付けて丈夫にするけれど
ゴロゴロ当たったり、カジュアルさも出てしまうのをとるか、
という感じで

なかなか丈夫さとデザインを両方を兼ね備えることは
難しいというのが実情です。

今までのお客様からは実はそれも承知で履いてくださってたようですが、
気になさる方もいらっしゃると思いましたので
一度、実は昨年はトレンカの生産をやめて
10分丈レギンスのみといたしましたところ

多くのお客様から
トレンカのご希望をいただきまして
再度生産をすることに今回はいたしました。

かかと部分のところが少しでも裂けにくいように
前よりも穴の開き部分を大きくすることで
少しでも引っ張られないように、と改善いたしました。


お選びいただく皆様のお気持ちとしては、お値段もお安いものではないので
壊れないものや、丈夫さなどもとても重要な点かと思いますので
お気持ちにも寄り添いたいという気持ちではございますが

どこでバランスを取るか、というところで
お客様によっては、もしかするとご納得いかなかったり、など
100パーセントのご満足いただけないこともあるかもしれません

このような背景がありましたことを
お伝えさせてください。

なかなか全ての方へのご希望に添えなかったりすることもあるかもしれませんが、もし少しでもご理解いただけましたら幸いです。


アルコドーロ
デザイナー 田丸恵子

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